ペルチェ素子の冷却服を工場で一週間使ってみたレビュー

以前の記事では、ペルチェ素子を採用した冷却服の紹介をしました。今回は実際に工場で一週間使用してみた感想をレビューします。

前回の記事はこちらから
ペルチェ素子の冷却服を購入!特徴や期待するポイントを紹介 | すきっと日和

使用環境

私の仕事は金属加工の製造業です。工場内で約8時間立ち作業を行い、夏場は室温温度計で26~28度、40~60%の環境で使用しました。
天井が低く、電灯や窓からの光量が多いため数値より体感温度は高く感じます。
物の搬送用の大扉があるので要所に隙間が多いです。

良かった点

① スイッチを入れるとすぐ冷える

一番驚いたのは冷却スピードです。電源を入れると短時間でプレートが冷たくなり、背中がひんやりします。

② エアコンの効いた場所ではかなり快適

休憩室や空調が効いている場所では、ペルチェの冷たさをより強く感じました。汗をかいた後でも体を効率よく冷やせるので、休憩中のリフレッシュにも役立ちました。
汗が乾きやすく下着がべたつきにくい。

③ ファン付き作業服と違って風を吸い込まない

ファン付き作業服は風を送る仕組みですが、ペルチェ式は冷却プレートで吸熱して直接体を冷やします。そのため粉じんや切粉が舞いやすい現場でも使いやすいと感じました。
排熱用のファンがあり籠った空気を外に出す感じです。

気になった点

① 炎天下や高温環境では冷却効果が弱く感じることもある

気温が非常に高い場所では、「冷たい」というより「少し楽になる」という印象でした。過度な期待はしないほうがよいと思います。

② バッテリー残量は気になる

使用するモードによってはバッテリーの消耗が早くなるため、一日中使用するなら容量の大きいバッテリーや予備バッテリーがあると安心です。
私が使用しているバッテリーの容量は30000mAhで弱で使用して約8時間持ちました。

③ 冷える場所はプレートが当たる部分

全身が冷えるわけではなく、プレートが接触している部分を集中的に冷やす製品です。そのため、冷却範囲には限りがあります。
下着の上にベストを羽織っていたので若干冷たく感じる程度でした。
車の運転が多い方は、背中の冷却プレートが邪魔になると思います。

一週間使った総合評価

一週間使用して感じたのは、「猛暑を完全に解決する製品ではないが、暑さ対策として十分価値がある」ということです。克服より軽減する作業服だと思います。

工場で長時間作業をしていると体力の消耗が大きくなりますが、背中を継続して冷やせるだけでも体感はかなり違いました。

ファン付き作業服とは仕組みが異なるため、使用する現場によって向き・不向きがあります。粉じんが多い現場は特に活躍すると感じました。
また、ファン付き作業服と組み合わせると快適さは変わるかと思います。

排熱用のファンが動くため音はします。機械音がする場所や外などは目立ちませんが、会議室や検査室では音が響きます。

こんな人におすすめ

  • 工場や倉庫で働く人
  • ファン付き作業服が使いにくい現場の人
  • 通勤や屋外作業で暑さ対策をしたい人
  • 暑さを少しでも和らげたい人

まとめ

ペルチェ素子の冷却服は、「着れば寒いくらい冷える」という製品ではありません。しかし、一週間使ってみると、暑さによる疲労感を軽減する効果は十分に感じられました。

夏場の熱中症対策は、水分補給や休憩と組み合わせることが重要です。そのうえで、ペルチェ冷却服は暑さ対策の選択肢の一つとして十分おすすめできる製品だと感じています。

今回使用したベストです。
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